ようやく寒くなってきました。
空が高いなあー。もう完全に秋です。秋が来たなと思ったらすぐに冬になってすぐに年末になって、あっという間に来年ですね。
今日は空気がひんやりしているので、2週間くらい前に買ったばかりのお気に入りのジャケットをさっそく着て、気分上々です。
ところで「空が高い」って、どういうことなんでしょうね?雲の位置が地球から離れてるってことなんでしょうかね?高校生のころ、秋空を見上げて「空が高いね」と友人に言ったら「どういうこと?」って、まったく意味が分からないというキョトン顔をされた記憶があります。
そんなこと、今ではググればすぐに答えに行き着くんでしょうが、すぐに答えを出すのもなんだか味気ないので、分からないままにしておきます。
昨日は雨模様の中てくてく歩いて千駄木駅にあるお煎餅屋さんへ。人にあげるお煎餅を買いに行きました。
谷根千にお煎餅屋さんはいくつかあります。谷中銀座商店街近くにある「谷中せんべい 信泉堂仙貝」、同じ並びにある「都せんべい」、上野桜木にある「嵯峨の家」、根津駅の方にある「大黒屋」、根津神社近くの「八重垣煎餅」。どこもいい感じのお煎餅屋さんなんですが、今回は
「菊見煎餅総本店」
何がいいって、建物がかっちょいいです。もちろんお煎餅もおいしいです。
明治八年っていつですか?明治、大正、昭和、平成、令和。もう元号4つも前ですね。
私は昭和生まれなので3つめです。関係ないんですけど、「明治、大正、昭和の時代を生き抜いた」とかいう言い方を時々聞くんですが、「生き抜いた」っていうとなんかすごいことみたいですけど、このままいくと私も「昭和、平成、令和を生き抜いた」とか言われちゃうかもしれない。ただ生きてただけなのに!生きてただけですごい偉業を達成したかのように聞こえる「生き抜いた」。
それで、明治八年っていうのは1875年だそうです。1 8 7 5 年。もうかれこれ約145年前!これぞ生き抜いたといっていいでしょう!
145年も続くってすごいですね。10年も続かない会社がたくさんあると聞きますが。
写真を見ると丸い看板に「団子坂 菊見せんべい 総本店」とあります。でも正確にはこのお店のある場所はさんさき坂だと思うんですよね。たぶん。団子坂とさんさき坂は不忍通りをはさんであっち側とこっち側にのびてるのです。
団子坂ではかつて江戸時代から明治時代にかけて菊人形という催しがあって、そこに見物に来る人へのお土産としたことが菊見煎餅のお店の名前の由来だそうです。
なので、場所が団子坂だからというわけではなく、団子坂の菊人形のお煎餅、という意味で菊見煎餅なのかな、と想像。もしくは総本店だからかつてこの辺りに何店舗かあって、団子坂にもお店があった、とか。いろいろ調べてみましたが分かりませんでしたので想像で書いてます。
他の方のブログで、パンも売っていると書いてあったのですが昨日はありませんでした。お煎餅屋さんでパン。意外な感じです。今もあるのか不明ですが、あったら食べてみたいです。
場所は千駄木駅の団子坂方面出口を出てすぐの場所です。
実はお昼過ぎごろ行ったとき、たくさん人がいてずいぶん賑わってたのでいったんその場を離れてまたあとにしようと散歩に行きました。雨降ってましたが。
最近きれいになった公園があるので、5分ほど歩いてうろうろしてきました。それがこちら。
ずいぶんきれいになりましたが、少し前まではちょっと暗くて危ない感じの場所でした。今は明るくて安全な感じです。
須藤公園
江戸時代には加賀藩のお屋敷だったところだそうです。そこが政治家の品川弥次郎という人のものに→実業家須藤吉左衛門が買い取る→須藤家が公園用地として東京市に寄付(その後東京都へ)→文京区に移管、で、今は文京区の公園となっているそうです。
それほど広くはないのですが、池があって滝があって、池の中心には弁財天があって、なかなかいい感じなのです。
藤棚もあるので藤の季節はきっときれいです。
大通り(不忍通り)の一本裏通りにあるのであまり知られてない気がします。東屋なんかもあるので座れますし、街歩きで疲れたら休憩してもよし。
でも今週末の根津千駄木下町祭りではサブ会場になってるので、にぎわうと思います。
場所はこちらも千駄木駅からすぐの徒歩2分です。
ちなみに須藤公園を出てすぐのところにこんな案内も!
はは~、講談社はここから~。
あとこのすぐ近くにある登録有形文化財の島薗邸もすごく気になるのですが、タイミングが合わず行けてません。そのうち行きたいな。