谷根千探訪

東京・谷根千界隈の古き良きおすすめの場所を紹介するブログです。

大正ロマン・竹久夢二・アンティーク「弥生美術館と竹久夢二美術館」へ。

f:id:mikazuki8:20190822232200j:plain

 

先日、弥生美術館・竹久夢二美術館に行ってきました。

こちらは大正ロマンに浸れる美術館として密かな人気のある場所です。

弥生美術館は大正、昭和のころに活躍した挿絵画家・高畠華宵の作品を中心に明治・大正・昭和期の挿絵作品を展示しています。絵を見れば、見たことある!となる感じの方です。

夢二といえば、美人画が一番有名ですね。黒猫を抱いた着物の女性を描いた「黒船屋」が一番知られているでしょうか。ですが多才な人物だったので、絵本も書きましたし、詩も詠み、書を書き、着物のデザインなんかもしました。一時期はヨーロッパにも行き、フランス文化を取り入れた作品も発表しています。

少年少女に夢を与えるべく、雑誌の出版に関わったりもしています。「女たらしでふらふらした優男」なんていうイメージの方がどうも多いようですが、素晴らしい才能にあふれた人物であったことは間違いないと思います!今でもその絵や着物を見ると胸高鳴る女性は数多います。私もその一人。今や絶滅してしまったと言われる憂いをおびた日本美人‥‥夢二の作品のなかにおます。

群馬県の伊香保と岡山県に美術館がありますが、私はこの東京・文京区の美術館しか行ったことがありません。なので比べようがないのですが、ここはひっそりとしてこじんまりとしていて、一人で来るのにうってつけです。

 

これまで何度か行ってますが、だいたいいつも静かで空いてて、落ち着いて見ることができてありがたいです。決してイヤミでなく!土日になるともなれば混みあったりもするのかもしれません。

 

東京メトロ千代田線の根津駅からが一番近いのですが、南北線の東大前駅からも歩いて行けます。東大前駅とはあれです、あの東京大学の最寄りの駅です。

東大前駅からだと坂を下ってくる感じですが、根津駅からだと坂を上る感じです。

 

さてこの日は根津駅の方から。夏の暑い日で、湿度95%ありそうな中、てくてく5分ちょっと歩きます。

 

f:id:mikazuki8:20190822214442j:plain

なだらかに上る坂道。ここをまっすぐ行くと東大に着きます。

 ちなみにこの辺りは「弥生」という町名なので「弥生美術館」と名付けられたのだと思いますが、「弥生式土器」っていうあの中学で習う土器もこの辺りで発掘されたので、町名をとって「弥生式土器」と名付けられたそうです。なんだか歴史ある街という感じです。

 

そして坂を上ると右手に東大農学部の畑やビニールハウスを横目に見ながら進みます。道の右手に農学部、左手に工学部があります。

 

右にぐーーっとカーブした道に差し掛かったら左に曲がります。

f:id:mikazuki8:20190822113032j:plain

この水色の建物の向こう側の道を左へ。正面のレンガの塀は東大のキャンパス。


ここまでくればもう着いたも同然です。

f:id:mikazuki8:20190822113357j:plain

前方左手に美術館の看板が見えました!

f:id:mikazuki8:20190822113514j:plain

建物もレトロ。左の茶色い建物が弥生美術館、奥のとんがり屋根の建物が竹久夢二美術館。2つが併設してます。

ひっそりとした感じがいいですね。

さて入口へ。

f:id:mikazuki8:20190822113716j:plain

この日は「アンティーク着物 万華鏡」という展覧会を開催中でした。

入館料900円を払って入りますと、すぐに小さなミュージアムショップ。ちらちら見ながら展示室へ。最後にここへ戻ってくるのでその時のお楽しみ。

中は写真撮影NGですが、2か所だけ撮影OKとのこと。

1階、2階、3階の展示室を見て、2階に戻って隣の夢二美術館に渡って、2階、1階の展示を見るというルートです。

1階、2階には夢二や高畠華宵の描いた女の子が着ている着物を再現した作品がずらっと並んでいます。そしてかんざしや帯や当時のおしゃれ雑誌など。着物の着方って、自由だなあ・・・と感じる斬新な着付け。流行りがあるから割となんでもいいんですよね。

近年出版された本が途中においてあり、「着物警察なんかこわくない!」と帯に書かれてあって、「着物警察」という言葉に思わず笑います。いるよなー、着物警察。街を歩くと「着付けが間違ってるわよ!」と注意するご婦人のことだろうと推察。

 

そして撮影OKの3階「長襦袢」コーナーへ。

長襦袢(ながじゅばん)とは着物の下に着る下着のようなものです。着物の袖口からチラッと見えるのがかわいいのですが、ほとんど全体は見えないです。

f:id:mikazuki8:20190822115144j:plain

f:id:mikazuki8:20190822115220j:plain

長襦袢とは思えない凝ったデザイン。おもしろい~

見えないところで大胆な色柄を使って遊ぶ、とってもおしゃれな長襦袢。

f:id:mikazuki8:20190822115627j:plain

こっちも長襦袢。

何枚か長襦袢が置いてあり、羽織って撮影できるようになっていました。

 

そして2階へ戻って夢二の方の館へ。

木版や軸、夢二デザインの帯などなど。やはり夢二式と呼ばれるだけあって、他の画家とは一線を画す独特の画風。

夢二の女性遍歴なども写真と共にふむふむと読みます。最後の”お葉”が一番美しいなあという感想。

 

そしてミュージアムショップに戻ってきました。

ゆっくり見ても1時間くらいで見終わりそうです。

この日はお土産に絵葉書2枚とメモ帳を。扇子やポチ袋など小さいショップにいろんな種類のグッズがありました。

 

場所はこちらです。

 

次の展覧会は「なかよし展」だそう。

むむ、これも気になる。

公式サイトはこちらです。弥生美術館