谷根千探訪

東京・谷根千界隈の古き良きおすすめの場所を紹介するブログです。

谷根千の異空間「朝倉彫塑館」

東京の東側、上野駅から徒歩圏内のところに谷根千(やねせん)と呼ばれる

エリアがあります。

古い家や商店などが並ぶ情緒あふれる街で、その下町風情たっぷりの雰囲気は、

年代が築き上げてきた味わい深さがあります。

東京駅から電車ですぐの場所ですが、近代化とは無縁な感じでのんびりしています。

 

昔ながらのおせんべい屋さんやお味噌屋さんがある中、新しいお店も続々できたり、今昔楽しめる街です。

東京の観光スポットとして、浅草とはまた違う魅力があると外国人にも大人気です。道行く外国人や観光の日本人の方も多いです。

今日は数あるおすすめ場所の中からこちらをご紹介。

 

朝倉彫塑館

朝倉彫塑館外観。雰囲気あります。


 

朝倉彫塑館

JR山手線の日暮里駅から徒歩で3、4分のところに朝倉彫塑館がひっそりとあります。

初めて訪れた時に、落ち着いた佇まいにホッとするような感覚を覚えました。

 

聞いたことのある方はそんなに多くないかもしれません。

朝倉文夫さんという彫刻家(彫塑家)の方の美術館です。

 

朝倉文夫さんは明治から昭和中期に活躍した方で、この場所をアトリエ兼住居として使用していたそうです。

 

 

1935年に建てられたこの建物は、重厚で、天井が高くて、おしゃれで、独特の空間です。

それもそのはず、建物も朝倉さんが設計されたそうで、細部に至るまで芸術家のエッセンスが随所に感じられ、なんとも居心地のいい空間になっています。

 

1階にはどうやって運び込んだのだろうと疑問がわくほど圧倒されるような大きさの作品があり(これは解説パネルがありました)、

整然と古い本が並ぶ書棚がある書斎、

風が通り抜ける2階の和室(昼寝したくなる)、

見下ろすと池のある純和風のお庭

思いがけず見晴らしのいい屋上、

 

と、朝倉文夫さんの作品と建物そのものが楽しめる美術館です。

 

ちなみに朝倉彫塑塾としても使われていたそうで、そのころの塾の必修として「園芸」があり、今も屋上には屋上菜園があります。

そんなところもちょっとアットホームな感じでなごみます。

 

美術館としてはもちろん、1人で訪れてぼーっとするのにも最適な美術館です。

こんなに素晴らしい美術館が500円で入れるといううれしさ。

 

あと谷根千は猫の街みたいになってますが、この朝倉彫塑館にも猫の彫刻がたくさんありました。谷根千が猫の街であることと朝倉文夫さんは何か関係があるんでしょうか。自宅で15匹くらいの猫を飼っていたんだそうですから驚きです。猫の街の発祥は朝倉だったりして。猫は芸術家にとっていいモデルなんですね。猫を描いた画家もとても多いです。熊谷守一、藤田嗣治、竹久夢二などなど。

 

さてアクセス方法ですが、車はよく分からないので電車での行き方。

日暮里駅から歩くのが一番近いですが、東京メトロ千代田線の根津駅や千駄木駅からふらふら散歩しながら歩いてもそんなに遠くないです。

 

千駄木駅の方からだと、テレビでもよく見かける谷中銀座商店街を通るのが楽しいです。

日暮里駅方面に歩くと商店街を抜けたところにちょっと有名な「夕やけだんだん」という階段があります。36段ほどの階段ですが、谷中銀座が見下ろせるのでよく観光客の方が写真撮影しています。夕焼けの絶景スポットでもあるそうです。

この階段を上ってまっすぐ進むと右手に「かみくら」という和菓子屋さんがあり(ここのどら焼きは絶品です)、その先の角を右に曲がるとすぐ左手前方に建物が見えてきます。

 

 

 よく晴れた夏の夕方や、涼しくなってきた秋の午前中などふと思い出してまた行きたくなるような場所でした。

 

朝倉彫塑館入館時の注意

入館案内。裸足では入れないそうなので靴下必須です。


 

朝倉彫塑館

http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/